国立劇場 後編

カテゴリー │舞台三喜流八千代会日舞踊り賀乃会

さて、これで最終回となります。
国立での公演の様子です。
 
国立劇場 後編

いよいよ古典です。
これはどれをみても見ごたえがあります。
衣装も、舞台演出も、もちろん踊りも!!
ブログをご覧の皆さんにはお見せできないのが残念です。
せめて裏側だけでもどうぞ。
写真は私が受付係で撮れなかったので主に卯乃ちゃんが撮ってくれました。

古典に出演の皆さんのお支度風景です。
こちらは俚奏楽 春の宵夢 に出演の寿富さん。
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そして最後の演目 雪月花の準備中の賀乃先生。
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本番当日に高熱が出てしまった賀乃先生を心配しているそらくん。
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俚奏楽 常陸三葉草の出番前にちょうど遭遇。千恵さんと千浩さん。
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長唄 越後獅子 の令奈さんの支度の様子。
国立劇場 後編
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係りの仕事中でしたが、交代で越後獅子みせてもらいました。
若さあふれる力強い踊りですっかり魅了させられました。
父は感動して見終わってから受付まで来て感想を語りました。
受付にいたのが、踊っていた令奈さんのお叔父様だとも知らずに・・・。
「本人に伝えますね」って言ってもらえてよかったね、お父さん。

写真はありませんが、千裕先生の 長唄 女伊達 も良かったー。
普段の公演ではなかなか男の方とは踊らないので、こういった特別公演はとても貴重です。
粋でいなせな女伊達が男伊達を相手に尺八片手に立ち回るその姿は凛々しくも色っぽく本当に格好良かったです。
八千代会にも男性の方、入ってくれないかなぁ。
やっぱり日本舞踊っていいなって。
ここに来てよかったなって思えるすばらしい演目でした。


雪月花 出演の3人とも支度が整いました。
左から菊華さん、家元様、賀乃先生。
国立劇場 後編



最後の演目 俚奏楽 雪月花によせて は最初から最後まで見させていただきました。
花柳輔太郎先生の振付です。

傘の雪 (長唄 鷺娘を土台にした作品)
家元様からのはじまり。しっとりと始まりました。
見ている方もすーっとその世界に入っていきます。
傘をさした白無垢の鷺娘が恋に狂い白鷺となります。
切なくも美しい世界でした。

鷺となった菊華さんはとても優雅に舞っていました。美しい・・・ラブ
優雅でもとても踊り自体は早くて、クルクルと回りながら踊るのはまるでバレエをみているようでした。

残る月影 (能楽の松風を土台にした作品)
「立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば いま帰り来む」
( 古今和歌集 巻第八・離別 在原行平 )
での世界観。
行平が愛した松風・村雨のせつない舞が心に染みました。

十二橋
「撰集抄」(13世紀中葉成立)では、行平が心通わせる相手を無名の海女としている。
その世界観を海女に扮した賀乃先生が演じました。
絽を手に取り海女としての人生をはかなくも可憐に表現されていました。

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心の花 (道成寺伝説を基にした俚奏楽)
道成寺はあまりに有名な伝説。
恋が叶わず悲しみのあまり娘が大蛇と化し愛する男を焼き殺す。
そんな女の激しい情愛をこの会の締めくくりとして家元様が踊りきりました。

長くもあっという間の公演でした。
公演を見に来ていただいた方、ありがとうございました。
そしてこのブログを見に来てくださった方にも感謝です。
また各支部に帰って各々の会で公演をしています。
これからも三喜流をよろしくお願いします。
遠州地方の方々は賀乃会の出演公演にぜひ足をお運びくださいませ。

それではまた。

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